資源リサイクルのエコネコル=RPF工場を新設
エンビプログループで資源リサイクルの中核を担うエコネコル(静岡県富士市)は、同社富士工場の第二工場棟にRPF工場を新設し、18日より稼働したと発表した。
RPFは「Refuse derived paper and plastics densified Fuel」の略称で、産業系廃棄物のうち、マテリアルリサイクルが困難な古紙および廃プラスチック類を主原料とした高品位の固形燃料。石炭と比較して、約33%の二酸化炭素(CO2)を低減でき、需要が年々増加している。
静岡県富士市には製紙業界大手の工場が多くある。それぞれの工場はバイオマスボイラーを保有し、自家発電している。エコネコルは、石炭よりもコスト面や環境にも有利なRPFの需要が今後も増加すると予測。新工場の建設を決め、2023年3月より着工していた。すでに、エコネコルの富士宮RPF工場では約1,100トン/月のRPFを生産中。新設した富士工場のRPF工場の月間生産能力は最大で約1,700トンをめざしており、まずは約1,400トン/月の生産を見込む。同社のRPF販売価格は運送料など抜きで1キロあたり6~8円とのこと。
(エコネコル富士工場 第二工場棟のRPF工場)
(RPF)
図の出所: エコネコル 発表資料
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