日機装=バハマでディーゼルからLNG転換する再ガス化システム受注
日機装は21日、連結子会社であるClean Energy & Industrial Gases (CE&IGグループ)が、ShellおよびFOCOLホールディングスの出資する合弁会社NPGと、バハマ・ナッソー島におけるLNG再ガス化システム提供の契約を締結したと発表した。このプロジェクトは、現地での追加発電を支えるLNG受け入れターミナルの建設も含まれている。CE&IGグループは、LNGの運用に不可欠な極低温機器やインフラ整備ソリューションなどを提供する企業。
NPGは、これまでディーゼルを使用していたガスタービンの新設や改修を通じて、LNGを燃料として供給することで、低炭素インフラの実現を目指す。今回納入されるLNG再ガス化パッケージシステムは、モジュール式ポンプスキッドに設置された高圧サブマージド遠心ポンプ、ガス加熱式ウォーターバス気化器、関連する電力供給・制御システム、CE&IGグループの真空二重管構造を採用した断熱配管などの重要な補助機器一式が含まれている。1日あたり5,500万標準立方フィートのガス処理能力を有し、モジュール化・標準化された設計により、システムの導入にかかる時間とコストを抑えることができるという。
(LNG再ガス化パッケージシステム イメージ)
図の出所: 日機装 発表資料
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