大陽日酸=国内初となる「グリーン液化窒素」販売開始
日本酸素ホールディングスグループの日本産業ガス事業会社である大陽日酸は26日、三菱商事クリーンエナジーとオフサイト型コーポレートPPA(電力購入契約)を締結し、第三者認証を取得した二酸化炭素(CO2)フリーガスとしては国内初となる「グリーン液化窒素」の販売開始を発表した。
今回の「グリーン液化窒素」とは、液化酸素などの製造や輸送時に発生するCO2を再生可能エネルギー由来の電力でオフセットすることで、CO2排出を実質ゼロとしたもの。CO2削減効果の算定ルールや運用手順の妥当性を担保するため、国際基準を参照する第三者認証機関による認証を取得している。
対象製品は、液化酸素、液化窒素、液果アルゴン(タンクローリー供給)で、供給対象エリアは北海道エリア、沖縄エリアをのぞく国内すべての地域。大陽日酸は、三菱商事グリーンエナジーが新設する陸上風力発電所より、追加性を有する再生可能エネルギー由来の電力、年間約14GWhを調達する。
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(新設される三菱商事グリーンエナジーの陸上風力発電所)
写真の出所:大陽日酸 発表資料
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