BIOTECHWORKS-H2=インドネシアで廃棄物由来の水素生成実証へ
BIOTECHWORKS-H2は27日、インドネシア商工会議所(KADIN)と、廃棄物を活用して水素を生成し、再生可能エネルギーとして用いる都市型循環経済モデル「ゼロウェイスト(ZERO WASTE)」に関する覚書の締結を発表した。
BIOTECHWORKS-H2は、リサイクルできない有機廃棄物を独自開発の前処理技術とIoTプラットフォームを使い、燃やさずにガス化し高純度水素を生成、その水素を再生可能エネルギーに変換して地域利用する循環型スキーム「ゼロウェイスト」を推進している。
インドネシアでは急速な都市化と経済成長に伴い廃棄物発生量が増加し、その多くを埋立や焼却に依存しており、処理コストや環境負荷が喫緊の課題だった。同社の試算では、200トン/日の廃棄物を処理し、日産最大20トンの水素を生成でき、水素ガスタービン発電に換算すると最大発電量が約250MWh(参考測定値)となり、約20,000世帯分の電力供給が可能になるという。
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