良品計画=JERAと再エネ発電事業会社「MUJI ENERGY」設立
無印良品を展開する良品計画とJERAは1日、共同出資により太陽光発電などの再生エネルギー発電事業を行う、「合同会社MUJI ENERGY」の設立を発表した。出資比率は良品計画が80%、JERAが20%となっている。
MUJI ENERGYが発電した電力と創出された環境価値は、JERAの子会社であるGX支援サービスを行うJERA Crossが束ね、電力は日本卸電力取引所(JEPX)に、環境価値は全て良品計画が買い取る。無印良品のテナント店舗などにおける電力消費の二酸化炭素(CO2)排出量削減に活用する。
良品計画広報によれば、現在、太陽光発電所の用地選定を、地域の景観や自然環境への影響を最小化するための最大限の配慮を行いながら、候補地を全て現地視察しているという。今後1年間かけて、全国に250カ所以上に小規模な低圧(出力50kW未満)の太陽光発電所を設置する予定だ。良品計画の年間電力消費量の20%に相当する、計13MW規模の発電能力目指し、年間約8,000トンのCO2を削減を見込む。また、太陽光発電を選んだ理由として、発電の開発に要する期間や事業性、その他さまざまな観点からまずは太陽光発電を選択したとのこと。今後長期間に渡り事業を行ってゆくうえで、技術革新などを踏まえた別の再エネ導入も考えているという。 MUJI ENERGYのスキーム図
写真の出所:良品計画 発表資料
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