三洋貿易=設備導入の木質バイオマス発電施設が運転開始
三洋貿易は8日、同社が設備を納入した静岡県小山町にある木質ペレット、チップ製造およびバイオマス発電施設が完成したと発表した。
FOREST CYCLEが運営する、この発電施設は国産材から木質チップ、ペレットを製造する本州最大規模のプラントとなり、ペレットの場合年間約6,000トンを生産する予定だ。同敷地に併設する木質バイオマス発電所には発電出力165kWの発電機を3基設置。工場内で生産した木質ペレットを高効率のガス化熱電併給設備で使用し、発電した電力は再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)を利用して売電する。
三洋貿易は独Rudnick & Enners社製チップ加工設備、加CPM社製ペレットミル、独Burkhardt社製木質バイオマスガス化熱電併給設備を納入し、保守メンテナンスを担う。同社は、ほかにも北海道下川町の「北の森グリーンエナジー」、秋田県にある「横手湯沢フォレストサイクル」などの木質バイオマス発電所に機器を納入しており、二酸化炭素(CO2)削減や森林資源の活用をサポートしていく方針だ。
木質ペレット・チップ製造及びバイオマス発電施設(静岡県小山町)
写真の出所:三洋貿易 発表資料
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