東レ=T2との自動運転トラック実証にB5軽油やRD燃料を利用
東レとT2は16日、高速道路の一部区間で自動運転トラックによる幹線道路の実証を開始した。
この実証は、東レの千葉工場から澁澤倉庫茨木営業所(大阪府)までの高速道路上の一部区間、440キロメートルをT2の自動運転トラックで東レの製品を輸送するもの。2026年4月までに計4回行われる予定。
トラックの燃料には、8月にT2が石油業界7社と合意したカーボンニュートラル(CN)燃料の利用拡大を目指す枠組みを活用し、軽油にバイオディーゼル燃料を5%未満混ぜた「B5軽油」を、宇佐美鉱油および三和エナジーから供給を受ける。さらに、廃食油や廃動植物油脂を主な原料とし、次世代の軽油代替燃料として期待される「リニューアブルディーゼル(RD)」燃料も伊藤忠エネクスから供給される。
この取り組みは、東京都による「GX関連産業創出へ向けた早期社会実装化支援事業」に採択され、T2が東京都から支援を受けながら、低炭素燃料を試験的に使用し、給油オペレーションの改善活動につなげる狙いだ。 T2の自動運転トラック
写真の出所:東レ 発表資料
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