NTTデータ=GHG排出量可視化サービスとCDP連携、脱炭素経営EXPOで発表
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NTTデータは17日、非営利団体CDP Worldwide(以下CDP)が運営する、「CDPサプライチェーン・メンバーシップ」と、自社の温室効果ガス(GHG)排出量可視化プラットフォーム「C-Turtle」をシステム連携させたバンドルプランを、2026年上期の提供開始を目指すと発表した。
CDPは、カーボン・ディスクロージャー・プロジェクトの略称で、世界で唯一の環境情報開示システムを運営する非営利団体。英国で2000年に設立された。企業や自治体に、気候変動、フォレスト、ウォーターセキュリティに関するCDP質問書に回答を求めることで、A~Fのスコアを付与している。スコアは投資判断や企業価値を示す評価基準につながる。日本では、ソニーや花王、ユニ・チャームといった企業がAを取得している。
NTTデータによれば、「C-Turtle」とCDPが保有するGHG算出のためのデータが連携することで、サプライチェーン全体のGHG排出量を算定する際の、従来の手作業による煩雑な管理が減り、効率的な取得や分析が可能になるという。
17日から幕張メッセで開催中の「脱炭素経営EXPO」で行われたカンファレンス内で、「C-Turtle」とCDP連携の発表があった。カンファレンスでは、CDPのネイチャー・ディレクターであるThomas Maddox氏、NTTデータのサステナビリティ・気候変動・自然環境担当ディレクターであるMireia Vilaplana氏、ユニ・チャームESG本部長の上田健次氏が講演。脱炭素経営による、自然環境への配慮が企業の成長につながるというテーマが扱われた。
ユニ・チャームの上田氏はCDPスコア「A」取得への歩みを紹介した
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