シナネン=再エネ100%電力を都内3ホテルへ供給開始
シナネンは9月30日、日本国土開発社の子会社である、JDCエナジーが新設した太陽光発電所から調達する「生グリーン電力」を、からくさホテルズ東京が運営する都内3ホテルに供給すると発表した。
この取り組みは、シナネンがオフサイトフィジカルコーポレートPPA(電力購入契約:Power Purchase Agreement)のスキームを活かし、JDCエナジー所有の千葉県富里市にある太陽光発電所から送配電網を通じて電力供給する。「生グリーン電力」とは、発電と消費を30分単位で一致させ、発電所から一般送電網経由で直接送電されたとみなされるグリーン電力を指す。
供給対象は「からくさホテルプレミア東京銀座、」、「からくさホテルTOKYO STATION」、「からくさホテルカラーズ東京八重洲」の3施設。対象ホテルの年間電力使用量のうち約21.9%を生グリーン電力に切り替えることで、年間約199トンの温室効果ガス(GHG)排出量削減を見込む。
シナネンでは、コーポレートPPAを従来の非化石証書のみを用いる方式と異なり、「追加性」と呼ばれる企業の選択した調達方法が再生可能エネルギーへの投資を促進し、化石燃料の代替に寄与するものとして重視してきた。シナネンホールディングス本社ビルの電力にも2024年11月からオフサイトコーポレートPPAスキームを活用した電力を供給している。
シナネンのオフサイトフィジカルコーポレートPPAスキーム図
図版の出所: シナネン 発表資料
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