ENEOS=インドNGELとグリーンメタノール供給で覚書締結
ENEOSは14日、インド国営電力公社NTPCの完全子会社であるNTPC Green Energy Limited(NGEL)と、「グリーンメタノール、および水素誘導品の供給に関する覚書」を締結したと発表した。同覚書は、10日に2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のインドパビリオンで行われた調印式で交換された。
NGELはインド国内の4分の1の電力需要を賄うNTPCの子会社で、再生可能エネルギー事業を担う企業。覚書の内容は、NGELがインド・アンドラプラデシュ州で再生可能エネルギー由来のグリーンメタノールと水素誘導品を製造し、それをENEOSがオフテイク(長期供給契約)する可能性を検討するというもの。NGELはこれまで、経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」を活用し、東洋エンジニアリングと共同で現地製造の事業可能性調査を実施してきた。ENEOSも、この過程でオフテイク検討に参画していた経緯がある。今後、ENEOSとNGELは日印両国の政府や関係機関と連携し、エネルギートランジションの基盤構築を目指す。
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