MKグループ=Jクレジット活用のEVタクシーでCO2排出量を削減
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京都市に本社を置くタクシー大手、エムケイホールディングス(MKグループ)は20日、2025年度上半期における、環境配慮型の乗車サービス「カーボンニュートラルオプション」の利用が、前期比で2倍以上に伸びたと発表した。
MKグループはJクレジット制度を活用し、走行距離分を充電する際に発生するCO2をカーボンオフセットすることで、二酸化炭素(CO2)排出量をゼロとする「カーボンニュートラルオプション」サービスを行っている。乗客が払う追加料金は1回につき100円となる。2025年1月から京都で貸切を対象にサービスを開始し、4月には京都・滋賀・札幌・名古屋でも貸切に加えて、空港定額タクシーでも適用が広がった。2025年度上半期は延べ27件の利用があり、走行距離1,452キロメートルに相当。CO2換算では115キログラムの排出をオフセットしたことになる。同社によると、2024年度下期(2か月間)と比較すると、利用量が2倍以上に伸びたという。同グループは脱炭素経営を強化しており、2025年末までに保有車両の30%を電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)などのZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)に移行を始め、2030年までには全車をZEVに切り替える方針だ。
MKグループの「カーボンニュートラルオプション」告知
図版の出所:MKグループ 発表資料
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