九電=次世代交通システム実用化に向けて新興と出資契約を締結
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九州電力は22日、次世代交通システムを開発するZip Infrastructure(東京都)と資本提携し、出資契約を締結した。両社は2月に、「Zippar(ジッパー)」と呼ばれる交通システムの実用化に向けた連携協定を結んでいた経緯があり、今回の契約でさらに進展した形となる。
「Zippar」はロープとレールを組み合わせて走行可能な「都市型自走式ロープウェイ」。従来のロープウェイやモノレールよりも、カーブや分岐など柔軟な路線設計ができ、低コスト、短期間で建設できる特長がある。交通渋滞緩和や移動手段の脱炭素化、自動運転による運転手不足などの社会課題解決にも期待される。すでに、神奈川県や東京都稲城市、静岡市などの自治体が、導入に向けて検討や調査を始めている。両社は、今回の資本提携を通じて「Zippar」の早期の社会実装や地域の課題解決に向けて、協業を加速させる方針だ。
都市型自走式ロープウェイ「Zippar」
写真の出所: 九州電力 発表資料
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