東急建設=工事現場で伊藤忠エネクス供給のRD40を使用開始
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東急建設は25日、神奈川県横浜市の「(仮称)本牧物流センター(西)新築工事作業所」で解体作業に使用するバックホウ2台で、伊藤忠エネクスが供給する環境配慮型軽油代替燃料である「RD40」を使用開始したと発表した。
RD40は、廃食油や廃動植物油脂などを原料にした次世代バイオ燃料「リニューアブルディーゼル(RD)」を40%、通常の軽油を60%混合した燃料。温対法(地球温暖化対策の推進に関する法律)」、省エネ法(エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律)上の基準で、軽油使用時に比べCO2排出量を40%削減でき、性能も軽油と同等とされている。東急建設はこれまでもRDを導入してきたが、使用に際しての手続きの煩雑さや相対的なコスト負担の大きさが課題だった。RD40は地方税法上、軽油と同様に扱われるため、都道府県知事への事前申請や書面携行などの特別な手続きなしに、公道走行が可能となる。また、タンク内の油種を入れ替えることなく、RD40と軽油を継ぎ足しで使用できることから利便性も高い。
同社は、今後は首都圏の建設現場を中心に適用を広げ、他地域への展開も検討し、建設現場における脱炭素を進める。
バックホウへの給油状況
写真の出所 東急建設 発表資料
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