イーレックス=ベトナムに5万kW木質バイオマス発電所建設へ、JCM活用
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イーレックスは2日、ベトナム子会社であるerex Tuyen Quang Biomass Power Co., Ltd.が開発中のトゥエンクアンバイオマス発電所について、ベトナム電力公社子会社のPower Engineering Consulting Joint Stock Company 2(PECC2)との間でプラントのEPC(設計・調達・建設)契約を締結し、ホーチミン市のPECC2本社で契約締結式を開いたと発表した。
イーレックスとPECC2は、2022年から建設していたベトナム初となる商用バイオマス発電所、ハウジャンバイオマス発電所(出力2万kW)を2025年4月に運転開始、11月にはイエンバイバイオマス発電所(出力5万kW)のEPC契約を締結し2027年度末から運転開始を予定している。今回のトゥエンクアンバイオマス発電所の建設地はベトナム北部トゥエンクアン省で、発電出力は5万kW。年間約50万トンの木質残さを燃料に用い、こちらも2027年度末の運転開始を見込む。
イエンバイバイオマス発電所とトゥエンクアンバイオマス発電所は2023年度に環境省のJCM「二国間クレジット制度 資金支援事業のうち設備補助事業」に採択されている。イーレックスは、これらのバイオマス発電所で、未利用バイオマス資源を使用することで、現地の脱炭素やエネルギー自給率向上、雇用創出に貢献するとともに、創出されたカーボンクレジットを日本国内で活用していく方針だ。
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