東京メトロ=関電出資のバイオマス発電所と19年間のバーチャルPPA締結
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東京地下鉄(東京メトロ)は11日、関西電力などが出資する佐野バイオマス発電(群馬県館林市)と、地下鉄事業者では初となるバーチャルPPA(仮想的な電力購入契約)を締結したと発表した。
佐野バイオマス発電は今後、佐野発電所の建設を行い2028年9月の運転開始を目指す。関東地方の一般木材、未利用間伐材などを燃料とする木質専焼の発電所で出力7,100kW、年間発電量は約5,700万kWhとなる予定。一般家庭に換算すると約1万8,000世帯分に相当する。
東京メトロは約19年間にわたり、年間約5,100万kWhの追加性のある再生可能エネルギー由来の環境価値の供給を受ける。追加性は、再エネ電力や非化石証書などの購入により、再エネ設備が社会に増加することを意味する。東京メトロは今回の契約により、同社全体の年間二酸化炭素(CO2)排出量の6.5%に相当する、約2万1,981トンの削減ができる。これはスギの木約156万本が1年間に吸収するCO2量に匹敵する削減効果となる見込みだ。
佐野発電所完成イメージ 写真の出所 東京地下鉄 発表資料
佐野発電所 バーチャルPPA スキーム図 図版の出所 関西電力 発表資料
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