第一生命=ロッテルダム港湾公社の「CO2回収・貯留」社債に47億円投資
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第一生命保険はオランダのロッテルダム港湾公社が発行する社債に約47億円(2,600万ユーロ)を投資した。社債の年限は19年。22日の発表によると、同社債は資金使途を二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)に限定した世界初の社債という。港湾公社、HSBC証券と協議したうえで第一生命が最大の投資家となった。全体の発行額は約90億円(5,000万ユーロ)。港湾公社は調達資金を提携企業と共同で進めるCCSプロジェクトに充てる。 ロッテルダム港湾公社はプロジェクトで、ロッテルダム港に拠点を置く企業から排出されたCO2を北海の枯渇ガス田に貯留するための回収・輸送インフラを構築する。CCSなどにより環境負荷を軽減した「ブルー水素」の製造や、化学・石油精製などで排出されたCO2を対象として、年間250万トンのCO2を15年間にわたり回収・貯留する計画。プロジェクトは複数の企業が共同で利用できるオープンアクセス方式を採用。特定企業の専用ではなく産業全体で活用できる共通インフラとして整備される。 日本の国土交通省の資料によると、2024年のロッテルダム港のコンテナ取扱量は1,382万TEU(20フィートコンテナ換算)と、世界12位で欧州最大。ロッテルダム港湾公社は2020年、水素利用を推進する構想を発表した。北西欧州で水素の生産・活用・他国への輸送のハブ(中核拠点)となることを目指し、ブルー水素や再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」、港内の水素パイプラインなどに関連した各種の取組を進めている。 |




