JERA Cross=系統用蓄電池の収益性向上と運用支援サービスを開始
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JERA Crossは19日、系統用蓄電池事業者を対象に、蓄電池の最適運用を支援する新サービスの提供を始めた。充放電の最適制御に加え、アグリゲーターとして市場取引や電力供給、煩雑な実務の運用代行、収益シミュレーションなどの事業性評価までを一体で提供し、蓄電池事業の収益性向上と運用負荷の軽減を狙う。
JERA CrossはJERAの100%子会社として2024年に設立。グリーントランスフォーメーション(GX)支援を強化し、電力の脱炭素化に向けた戦略策定から電源開発・供給、運用までを一気通貫で支援する体制を掲げている。系統用蓄電池を巡っては、再生可能エネルギーの導入拡大に伴う出力変動や出力制御への対応、需給調整力の確保に向けて重要性が増す。資源エネルギー庁は、補助金による導入支援に加え、「長期脱炭素電源オークション」の対象化など制度面でも後押ししてきた。
同社はサービスの強みとして、蓄電池運用の収益を大きく左右する充放電タイミングや、24時間稼働する最新の市場情報の反映、2050年までを見据えた長期予測も提供し、自社ノウハウを活かした短期から長期の予測精度の高さを挙げる。
また、同社は2025年5月に、24時間365日カーボンフリー電力の供給を可能にする「アワリーマッチング」の特許を取得し、太陽光発電などで実証、事業化を進めている。同機能は現時点では本サービスに未対応だが、同社担当者は「今後の実装に向けて取り組んでいく」とした。
系統用蓄電池支援サービスのスキーム図 図版の出所 JERA Cross 発表資料
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