いわきFC=24年のGHG排出量を算定、クリーンエネルギー活用で削減
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サッカーJ2の「いわきFC」を運営するいわきスポーツクラブは12日、2024年1~12月のクラブ活動に伴う温室効果ガス(GHG)排出量を発表した。算定は炭素会計を手がけるゼベロの協力を得て実施した。排出量の可視化を通じ、今後の削減策の検討につなげる。
Jリーグでは、環境分野への取り組み方針として「Sport Positive Leagues(SPL)」の指標を定めているが、いわきスポーツクラブも、地域に根差した環境保全を目的にカーボンニュートラルの実現に向けて積極的に取り組んできた。2025年6月から、ゼベロと連携し、二酸化炭素(CO2)排出量の可視化に向けた取り組みを開始した。
今回の発表によると、同クラブの2024年の排出量は合計2,241トン(CO2換算)だった。内訳はScope1(直接排出)が136トン、Scope2(間接排出)が0.3トン、Scope3(サプライチェーンなどその他の排出)が2,105トンで、Scope3が全体の約94%を占めた。クラブによると、Scope3では「購入した製品・サービス」が1,712トンと最も多く、このうち販売用グッズの仕入れが785トン、トップチーム運営費のうち主に食事関連が231トンを占めた。
一方、電力使用に伴うScope2排出量は、ロケーション基準では221トンだったが、マーケット基準では0.3トンと低く抑えられた。いわきFCパークでは、常磐共同ガスのカーボンオフセットLPガス、電力ではレジルを通じて再エネ100%のクリーン電力を導入しており、こうしたクリーンエネルギーの効果が表れたものとしている。 なお、ロケーション基準は、電力使用地の平均的な電源構成に基づいて排出量を算定する手法。これに対し、マーケット基準は再エネ電力などの導入実績を反映する。
クラブはあわせて、2025年シーズンのホームゲーム来場者の移動に伴う排出量も試算。来場者5,886人を対象としたアンケートを基に、1人1試合あたりの排出量は約9.82キログラム(CO2換算)で、年間排出量は約816トンと見積もった。自家用車移動が約93%を占め、クラブは公共交通機関の利用促進が課題になるとしている。
今後は今回の算定結果を基準に、30年までにScope1排出量を20%削減し、Scope2排出量をゼロにする目標を掲げる。
いわきFCパーク ⒸIWAKI FC
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