欧州委=炭素国境調整措置の証書価格、26年1~3月期は75.36ユーロ
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欧州連合(EU)の政策執行機関である欧州委員会は7日、炭素国境調整措置(CBAM)証書について2026年1~3月期(第1四半期)の公式価格を75.36ユーロ(約1万4,000円)と発表した。同証書は、鉄鋼やアルミニウムなどの対象製品をEU域内へ輸入する際、製造時の温室効果ガスの排出量に応じて支払う一種の課徴金であり、炭素削減の取組に関して域内と域外の競争条件を公平にすることが目的。欧州委が、EU排出量取引制度(EU-ETS)のオークション清算価格の平均値として、証書価格を初めて算定した。 EUは今年1月から炭素国境調整措置を本格的に導入し、証書販売を来年2月に開始する。欧州委は、今年の証書価格の発表を経過措置として四半期ごとに行い、来年から週ごとに実施する。今後の発表予定は、4~6月期が7月6日、7~9月期が10月5日、10~12月期が来年1月4日。 欧州エネルギー取引所(EEX)が欧州委の委託を受けて行う排出枠(EUA)のオークションでは、1~3月期の第1回である1月7日の入札価格が86.27ユーロ(ポーランド向け)だった。その後、1月16日の第7回でドイツ向けの落札価格が91.34ユーロに高騰するなど、80.00ユーロ超の水準が2月5日の第20回まで続いた。1~3月期で最も落札価格が低かったのは3月19日の62.19ユーロ(独とポーランドを除く加盟国など向け)。1~3月期の最終日である3月31日の第54回は71.13ユーロ(同)だった。 |
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