国内石油製品=12月16~20日:陸上 堅調、元売り各社の仕切り引き上げで
【陸上市況】
東名阪の製油所出しは週半ばに上昇した。JXTGエネルギー、出光シェルが週決め仕切り価格を1.5円引き上げたため、卸各社が応分に値上げした。このため相場に押し上げ圧力がかかった。また、原油相場が週を通して堅調に推移したため、元売り各社が翌週も仕切り価格を相当程度引き上げるとの見方が大勢を占めた。先高観測が強かったことも相場の押し上げ要因となった。ただ、年末が近づくにつれ、手持ちの消化売りを進める動きも見受けられたため、月末にかけ弱含む油種もあった。
【海上市況】
18日に通知された仕切価格が1,500円の引き上げだったことや原油価格の堅調地合いを受けて、底堅い展開となった。灯油は西日本で安値の売りがあるものの、北日本で需要が順調なことから一部では高値でも買い気がみられる。ガソリンがJOF市場で成約はあるものの、他の油種は12月商談も一巡感が強く、目立ったナンバーも聞かれなかった。
気象庁によると、25日以降、西日本では高めの気温予想が出ている。新潟、秋田は23日以降、雨の予報。
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