石油化学=2月1~5日:エチレン下落、設備再開で供給の潤沢感増す
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は一段高となった。アジア域内での設備定修や不具合を背景に品薄感が強まる一方、主要誘導品であるスチレンモノマー(SM)相場の上昇が需要増への期待を強めた。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場もベンゼン同様に、定修や不具合による生産減要因を背景に上昇した。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は下落した。ENEOSが川崎に保有するナフサクラッカーは2月1日に原料を投入し稼働を再開した。1月までに韓国で停止していたナフサクラッカー2基が再開、YNCCの増設も稼働を開始したこともあり、供給が回復傾向にある。一方、中国では誘導品であるエチレンオキサイド(EO)設備の稼働調整などを背景に、需要が弱まっている。このような状況下、相場が押し下げられた。当週の取引では、2月末着の成約が870ドル、中国に2月末から3月初めに到着するカーゴの成約が850ドルで伝えられた。
アジアのプロピレン市場は需要が後退し軟調となった。
北東アジア市場では、設備のトラブルが解消され、ショートカバーの買いが見られなくなった。また、中国で新規プロピレン設備が立ち上がっており、中国勢からの買いも後退した。こうした状況下、基調が弱まった。
韓国積みでは、メーカー2社がスポット玉の販売に出た。
東南アジアでも新規設備が稼働を控えており、先行き供給が増える傾向にある。
アジアのブタジエン相場は供給に潤沢感があるなか軟調となった。
北東アジア市場では、日韓に加え台湾メーカーにも売りものが余剰となっており、供給潤沢感が強まった。一方で需要家に引き合いがあるものの、アイデアを引き上げてまで買い付けようとしない。こうした状況下、成約水準が切り下がった。



