国内石油製品=2月8~12日: 陸上 上げ鮮明、元売り各社の仕切り大幅上げで
【陸上】
東名阪の製油所出しは相場の上げが鮮明となった。ENEOS、出光昭和シェルが仕切り価格を大幅に引き上げたため、卸各社が一斉に値上げに動き、相場が押し上げられた。元売り各社は翌週も仕切り価格を引き上げるとみられたことから先高期待も強かった。ところが、週末に相場はやや弱含んだ。原油、先物相場が下落したことに加え、それまで温存されてきた手持ち玉が重たく感じられ始め、消化売りが徐々に始まったため。翌週に乱売合戦になるとの懸念が売りを後押しした面もありそうだ。
【海上】
元売り各社の仕切り引き上げや、陸上市況の急上昇を受け、海上市場でも買いが優勢となり、週半ばに相場が押し上げられた。こうした中、防衛装備庁が12日に3月末に大湊、呉、佐世保に納入される計1万klを対象とした入札を実施した。佐世保向け6,000klが届け54,000円台前半で落札されたが、残りの4,000klは不調となったと、伝えられた。
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