原油・コンデンセート=5月17~21日: 栄盛石化、7月中東産を合計6VLCC分購入
中東
栄盛石化(Rongsheng Petrochemical)が17日に締め切った買付け入札で購入した7月積みカーゴが、計6VLCC分に達した。いずれも中東産原油。これは前回、6月積みを対象とした入札での購入量の3VLCCから倍増したことになる。製油所の定期修理明けによる処理量の増加などが背景にある。各油種の数量および売り手は明らかではないものの、落札された油種はオマーン、アブダビ産マーバン、ダス、アッパーザクムおよびイラク産バスラライトおよびバスラミディアムの6油種。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ
7月積み東シベリア産の商いでは、露スルグトネフテガスが19日に締め切った7月積みエスポの3本目の販売入札で対象の3カーゴ(7月19~26日積み、23~30日積み、27~31日積み)を販売した。その後の調べで、買い手が英BP、欧ビトール、ガンボーだったことが判明した。価格は既報の通りドバイ市況に対して2.90~3.20ドルのプレミアム。
南方
7月積みマレーシア産ラブアンの市況連動相場は、DTDブレントに対して2.15~2.25ドルのプレミアムに上昇した。チムサオなどベトナム産原油の販売入札が開示されないなど、7月積み南方産原油のスポット供給は極めてタイトであり、このため、マレーシア産などラブアンの相場が続伸した。マレーシアの国営ペトロナスが今週半ばの市場で、ラブアンをスポット販売したと伝えられた。買い手の詳細は不明ながら、価格はDTDブレントに対して2ドル台前半のプレミアムだったと伝えられた。