国内石油製品=6月14~18日: 陸上東名阪は底上げ、元売りの仕切り上げを受け
東名阪の製油所出し陸上市況は週後半にかけて、ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングが仕切り価格を引き上げたことを受け、卸各社が値上げに動き、相場が押し上げられた。原油相場の大きく上昇したタイミングと重なったため、強気に構える卸業者が多かった。
京浜では、ガソリンに堅調さがみられた。関東エリアの製油所にトラブルを抱えた一部の元売りが市中買いを進め市中の玉が減少した。主要出し元の一角が増枠に応じない構えをみせたこともあり、需給が引き締まった。
一方、軽油は上値が重たい展開が続いた。在庫水準の高いうえ、販売が振るわず、需給の緩さが目立った。荷余りの解消を急ぐ大手ディーラーがスポット市場で積極的に販売を進め、相場を押し下げた。
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