国内石油製品=6月21~25日: 陸上市況は堅調、元売り上げや需給の引き締まりで
東名阪の製油所出しは堅調に推移した。ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングが仕切り価格を前週から1円引き上げたため、卸各社がこれに足並みを揃える形で値上げした。原油相場が堅調に推移したため、元売り各社が翌週も値上げするとの見方から、7月相場が足元から一段切り上がるとの観測が広がった。このため仮需のオーダーが集まった。月内商談終盤で手持ちを抱える業者が多くなかったほか、ガソリン、軽油など一部の元売りが市中買いを進めた油種は品薄感が強く、買い優勢のマーケットが形成された。
海上市場も陸上市況同様に概ね堅調に推移した。防衛装備庁が24日に開札した7~9月納め艦船用軽油計7万7,000klを対象とした入札は、大湊、横須賀、呉、舞鶴、佐世保の基地向けが届け64,000円台半ば~66,000円台半ばで落札されたもよう。市場関係者によると、中川物産と伊藤忠エネクスが落札した。
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