LNG=6月21~25日:大阪ガスなど需要家が転売に動く
大阪ガスは、9月上旬着1カーゴを対象とした販売入札を24日に締め切った。日本では関西電力、中国では中国海洋石油(CNOOC)など複数の需要家が長期契約玉の転売に動いた。足元のスポット相場が高騰する一方、ブレント原油やJCC(Japan Crude Cocktail)など原油価格に連動した長期契約価格は、原油相場の強さを受け上昇しているものの、それでも多くがスポット相? 黷ノ比べ2.00ドル以上低い。在庫繰りに余裕のある需要家に加え、UQT(上方数量弾力性)条項の行使や引き取りを前倒し? オて長期契約玉を多く且つ早く引き取り、これらを転売用カーゴに充てる需要家も少なく無い。「スポット相場が長期契約価格を上回る状況はしばらく続きそうだ」(? 「トレーダー)。
【FOB中東、DES南アジア、東南アジアおよび中東】 パキスタン国営石油会社(PSO)は、7月26日に8月29~30日着を対象とした買付け入札を締め切る。パキスタンの日中の最高気温は40度前後で推移。7月に入ると雨季にさしかかり気温はわずかに下がるものの、湿度が高く冷房用ガス需要が見込? ワれた。
【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 欧州では、天然ガス在庫の減少が顕著となった。ノルウェーのガス田で生産設備のメンテナンスが行われていることから、北海出しのパイプライン? Kスの供給量が減少した。7月にバルト海底を経由してロシア産のガスをドイツへ送るパイプライン「ノルドストリーム」で生産設備の定期メンテナンスが予定されてい? 驍アとから、ウクライナ経由で欧州へ供給するロシア産の供給量が増加しない場合、7月入り後にロシア出しの天然ガスの供給量が大きく減少するとの見方が強まった。 |
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