LPG=7月12~16日: 相場が週の後半に反発
CFR極東:
極東着相場は先週前半、原油安を受けて軟化したものの、週半ば以降は原油高と買い気の回復を背景に小幅反発した。プロパン単体の商談が活発化した。8月後半着プロパン4万6,000トン2カーゴが8月極東着市況対比1ドルのディスカウント~フラットで成約されたもよう。また、8月後半着プロパン2万3,000トン1カーゴが8月極東着市況対比3ドルのプレミアムで成約されたと伝えられた。さらに、9月前半着プロパン2万3,000トン1カーゴが9月CP対比30ドルのプレミアムに相当する水準で成約された。Rim Asia Indexは15日時点で、プロパンが683.25ドルと7月9日比0.87ドル高、ブタンが688.25ドルと同0.87ドル高。
FOB中東:
8月CP予想はプロパン、ブタンともに650ドル前後に上方修正された。トルコ系トレーダー1社がカタール産ガス1社の販売入札を通じて8月前半積みプロパン4万5,000トンを購入したようだ。成約価格は8月CP対比1けた台前半のディスカウント~1けた台前半プレミアムだったとの見方が聞かれた。プロパン/ブタン同率玉では、複数のプレーヤーが調達に関心を示している。このなか、プロパン/ブタン各2万2,000トンの商談は8月CP対比1けた台前半のプレミアムで展開されると伝えられた。
日本国内:
先週の陸上相場は需給の緩みを受け下落した。京浜では、実需の低迷で買い気は弱く、一部の売り手がプロパン73,000円台後半、ブタン72,000円台前半に唱えを引き下げた。堺では、ブタンが72,000円弱で売り唱えられている。海上市場では、中京のディーラー1社が買付け入札を通じ、7月渡しのプロパン1隻を購入した。