東名阪の陸上製油所市況は下げ鮮明。ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングが仕切りを前週から0.5円引き下げたため、卸各社が値下げし相場を圧迫した。原油市況が暴落したため、元売り各社は翌週の仕切りを大幅に引き下げるとの観測が浮上。市況連動玉、元売り基準連動玉の消化を急ぐ動きが広がり、下げを誘った。オリンピック東京大会の開催に伴う首都圏の交通規制で配送の混雑を一部で発生した。埼玉八潮の三愛東京オイルターミナルでは、外環道での渋滞に巻き込まれる懸念から運送会社が荷積みを敬遠した。これが蔵取りのオーダー減少につながり、八潮の相場を押し下げる一因となったようだ。