国内石油製品=8月30日~9月3日: 陸上市場は9月入り、元売り仕切り大幅上げで相場底上げ
陸上市場はこの週から9月商談に移行した。東名阪の製油所出しは9月早々に大幅に市況が切り上がった。ENEOSなど主要出し元が仕切り価格を大幅に引き上げたため、卸各社が販価を応分に引き上げたことが影響した。その後は方向感の定まらず、まちまちの展開となった。原油相場が乱高下し、卸業者間の先行きに見通しにバラつきが出たことなどが背景にある。元売り各社の翌週の仕切り価格は据え置きないし0.5円程度引き上げとの市場予想が多かった。
海上市場では、防衛装備庁が2日に艦船向け軽油の入札を実施した。横須賀、呉、佐世保などの補給所向け11~12月納入分が届け63,000円前後~65,000円台後半で落札された。中川物産、伊藤忠エネクス、カメイ、太陽石油が落としたようだ。
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