LPG=9月13~17日: 相場は原油高と需給逼迫を背景に急伸
CFR極東:
極東着相場は原油高と極東向けプロパンの需給逼迫を背景に急伸した。10月後半着では、プロパン2万3,000トン1カーゴが10月CP対比37ドルのプレミアムに相当する水準で成約された。また、プロパン4万6,000トンが10月CP対比24.5ドルのプレミアムに相当する水準で成約された。Rim Asia Indexは16日時点で、プロパンが788.38ドルと9月10日比59.38ドル高、ブタンが793.38ドルと同59.38ドル高。
FOB中東:
10月CP予想はプロパン、ブタンともに750ドル前後に上方修正された。原油高を受けた。10月積みでは、インド向けターム供給契約を保有する北海産ガス1社にプロパン/ブタン各2万2,000トンの購入余地が見込まれている。また、欧トレーダー1社が10月22~31日積みプロパン4万5,000トンを物色中。一方、日本の元売り1社が中東積みターム玉の転売を検討中と伝えられた。
日本国内:
先週の陸上市場は、京浜のプロパン相場が週の半ばに需給の緩和を受けて軟化した。複数の売り手に販売余地がある一方、買い手の大半はすでに9月渡しのスポット調達を終えているようだ。ただ、10月CPが9月CPを大きく上回るとみられているため、駆け込み需要が月末に発生する可能性はありそうだ。京浜の相場はプロパンが81,000~81,500円、ブタンが80,300~80,500円で推移している。
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