LNG=10月18~22日:北東アジア着相場は反落、欧天然ガスと石炭相場の下落を受け
【DES北東アジア】 DES北東アジア相場は急落した。商いの中心となる12月前半着が33.85~34.15ドルと先週末から4.65ドル下落した。欧州の天然ガス市況が軟化に転じたことで市場のセンチメントが弱気に振れた。一部ポートフォリオプレーヤーと日本の電力会社数社の他に買付けの動き見られないなどスポット需要が振るわないなか、石炭の相場が軟化傾向に転じたことも、北東アジア着相場の地合いを弱める要因となった。 【FOB中東、DES南アジアおよび中東】 オマーンLNGは、オマーンプロジェクト(年産1,050万トン)で12月1~3日に船積みする1カーゴを対象とした販売入札を開示した。応札の締め切りは21日。オマーンプロジェクトでは、8月に発生した第1液化系列の設備障害が9月下旬に解消され生産は順調となった。 【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 トルコ国営ボタシュは10月18日締めの入札を通して、2021年11月~2022年3月着を15カーゴ購入した。今回の入札では合計19カーゴが対象となっており、ボタシュは残り4カーゴについても応札者と交渉を続けた。購入した15カーゴの価格は、蘭天然ガス市況(TTF)対比40~70セントのプレミアムとなった。 |
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