LNG=1月17~21日:トンガ沖大噴火、LNG船の航行遅延が発生
【DES北東アジア】 トンガ沖で1月15日に発生した大規模な海中火山噴火については、豪州やパプアニューギニアなどアジア太平洋南部におけるLNGの生産や供給に影響は見られなかった。一方、LNG船の運航にわずかながら支障が出た。日本をはじめとした北東アジア向けや、アジア太平洋のLNGの生産地に向け航行していたLNG船の一部は、1月15日の噴火の後、速度を落として運航するとともに、安全な港へ避難する船舶があった。日本の公益エネルギー企業は「複数船舶が日本着のタイミングを遅らせることになった」と伝えた。 【FOB中東、DES南アジアおよび中東】 パキスタンとバングラデシュでは、天然ガスの枯渇が深刻化しており、両国では年々LNGに対する依存度が高まっている。バングラデシュ国営のルパンタリタプラクリティックガス(RPGCL)は1月に入りLNGの購入を活発化させた。RPGCLは、1月に3件の買付け入札を開示した。1月9日締めの入札では1月16~17日着1カーゴ、1月23日締めの入札では2月13~14日着1カーゴ、1月30日締めの入札では2月20日着1カーゴを対象としていた。 【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 露ノバテックは、ヤマルプロジェクト(年産1,650万トン)出しの販売入札を1月20日に締め切った。対象は3月23~26日、4月前半、5月前半、6月後半、7月前半および10月前半に欧州へ到着する計6カーゴだった。 |
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