中東

　タイ石油公社(PTT)は、18日に締め切った同国石化IRPC向けとなる3月20日～4月10日着サワー原油を対象とした入札で、価格などの詳細は明らかではないものの、アブダビ産マーバンおよびカタールマリンを購入したことが明らかになった。

アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ

　サハリンエナジーは、20日に締め切ったサハリンブレンドの販売入札で、4月6～12日積みの73万バレルを販売した。買い手の詳細は不明ながら、価格はドバイ市況に対して5.00ドルを小幅下回るプレミアムと、12月中旬に実施した前回の3月積みの落札価格と同水準だった。

南方

　3月積みマレーシア産ラブアンの市況連動相場は、DTDブレントに対して6.95～7.05ドルのプレミアムに上昇した。アジアにおける軽油のクラックスプレッドが強含んでいるうえ、3月積みマレーシアやベトナム産の供給がタイト。さらにラブアンはマレーシアの国営ペトロナスの抱える1カーゴしかスポット玉がないと見込まれるため、ラブアンをどうしても必要とする買い手が唱えを引き上げてカーゴの獲得に動いたようだ。マレーシアの国営ペトロナスは19日の市場で、ラブアン1カーゴをスポット販売した。価格はDTDブレントに対して6ドル台後半から7.00ドル前後のプレミアムだったようだ。買い手は中国の恒逸石化(Hengyi Petrochemical)との見方が寄せられた。