経済産業省資源エネルギーが27日から「燃料油価格激変緩和措置」を発動。ガソリン、灯油、軽油、重油を対象に石油元売りなどに対し、リットルあたり3.4円の補助金を支給することが決まった。これを受け、東名阪の製油所出しは市況が軟化した。ENEOSは同日から適用する週決め仕切り価格を、週間原油コストの上昇を映す形で2.5円引き上げたうえ、補助金分3.4円を割り引いた。実質0.9円の値下げとなった。これを受け、卸各社が値下げに動いた。また、ENEOS、コスモ石油マーケティングが販売する基準価格月間平均玉が補助金の適用で価格競争力が増し、マーケットの下押し要因となった。