石油化学=2月28日~3月4日:芳香族製品が大幅高、原油高騰を受けて
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場はいずれも前週に比べ大幅な上昇となった。ウクライナ情勢の緊迫化を受けて原油相場が高騰したことを受けた。また、ガソリン相場も上昇しているため、芳香族製品のガソリン向け需要も高まっているもよう。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は前週並みで推移した。当週の商談では、3月着品が1,225ドルで成約された。原料コストの指標の指標となる原油やナフサが高騰しているなか、先行き4月品の商談ではエチレンメーカーがオファーを引き上げるとみられる。一方で、これまでのエチレン相場の上昇を転嫁し切れていない誘導品もあり、誘導品メーカーがオファーの引き上げに応じるか不透明感がある。
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