国内石油製品=2月28日~3月4日:元売り仕切り上げも週末に売り、補助金拡大期待で
東名阪の製油所出しでは、ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングが仕切り価格を前週から2円引き上げたことで、週半ばに相場が底上げされた。ただ、週末に弱含んだ。政府が石油元売りなどに支給する補助金拡大策が明らかとなり、先安観測が急速に高まった。買い気が減退すると同時に、月間市況連動玉などが積極的に売り込まれ、相場の圧迫要因となった。経済産業省は4日、7週目(10~16日)以降に適用する補助金支給単価の上限をリットルあたり25円に引き上げるとする一方、支給単価の算出方法を改めると発表した。同週の補助金支給単価は同15円台まで膨らむ可能性があり、元売りの同週の仕切り価格を実質的に引き下げる要因になるとの見方が広がった。
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