原油・コンデンセート=5月16~20日:エネ庁、備蓄フート計315万バレルの売却入札
中東 経済産業省の外局である資源エネルギー庁は、国家備蓄である中立地帯産フート原油の販売入札を2件開示した。これは合計で50万キロリットル(314万5,000バレル)となる。払い出し期間は7月20日~9月30日。苫小牧東部国家石油備蓄基地内の37万キロリットル(232万7,300バレル)。沖縄ターミナル基地には13万キロリットル(81万7,700バレル)。いずれも締切りは6月10日で、改札は即時。応札価格として船積み月のサウジアラビア産エクストラライトのOSPに対するプレミアム/ディスカウントを提示することになる。入札に関する説明会は5月27日に実施。資源エネルギー庁は同時に、インドネシア産アタカ25万キロリットル(157万2,500バレル)の入札も実施する。アタカを合わせると全量で75万キロリットル(471万7,500バレル)となる。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ インドネシアの国営プルタミナは17日に締め切った7月着スウィート原油を対象とした買付け入札で、ナイジェリア産アーハと、アンゴラ産ジラソルを購入したことが明らかになった。
南方 資源エネルギー庁は、6月10日締め切りで国家備蓄であるインドネシア産アタカの販売入札を開示した。対象は小名浜石油基地のタンクにある計25万キロリットル(157万バレル)で、払い出し期間は7月20~9月30日。買い手は3回にわけて上述の数量を引き取る。応札価格として、買い手は適用月のアタカのOSPに対するプレミアム・ディスカウントで提示する。入札に関する説明会は5月27日に実施する。アタカが備蓄原油として放出されるのは稀。ただ、引き取ることのできる買い手は限られるとの見方が寄せられた。
|