国内石油製品=9月12~16日:東名阪はまちまち、元売り仕切り予想のばらつきで
東名阪の陸上製油所出しは油種、エリアによってまちまちとなった。ENEOSなど主要出し元の翌週の仕切り予想について、市場関係者の間で上げ、下げ、据え置きなど見方が分かれた。方向感が定まらず、様子見に退くプレーヤーが多かった。元売りは1~1.5円程度仕切りを上げるとみられる一方、補助金支給額は1.2円程度増えるとの見方が寄せられた。
こうしたなか、灯油は底堅さがみられた。元売り各社が依然として販売に慎重な姿勢を示しているほか、海外市況が割高なため国内での販売ではなく、海外への輸出が積極的に進められたことなどが影響した。一方、ガソリンは軟調地合いが続いた。元売り系列価格対比でスポット市況が割高なため、引き続き売りが優勢だった。
東京 : 国内製品チーム 須藤 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.