石油化学=2月13~17日:ベンゼンは週半ばに軟調、原油相場連動
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は週半ばに弱含みとなる場面がみられた。原料コストの指標となる原油相場が軟化したことを受けた。北東アジア着のパラキシレン相場は軟調。鄭州商品取引所に連動安となった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は強含み。誘導品である塩化ビニル樹脂(PVC)の相場がこのところ堅調に推移しているため、エチレンの成約可能な水準も切り上がったとの見方が寄せられた。ただ、売買のアイデアが離れているため固定価格での成約は難しく、市況連動価格での交渉が中心となっているようだ。
アジアのプロピレン市場は軟調となった。
北東アジア着市場では、誘導品であるポリプロピレン相場が軟調に推移しており、プロピレンに対する買い気が後退した。一方、売り手は持っているスポット玉が少ないことを背景に販売を急いでいない。膠着状態となった。
アジアのブタジエン市場は続伸した。
北東アジア市場では、供給にタイト感が根強いなか、仕入れ先のFOBベース相場が先行して上昇。売り手は仕入れコスト高を背景に強気姿勢を見せている。
東南アジア市場では、メーカー2社が販売入札を実施した。
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