LNG=4月17~21日:GAIL、買いに積極的
【FOB中東、DES南アジア、東南アジアおよび中東】 インドの一部の地域では日中の最高気温が40度近くまで上昇した。値ごろ感が出ていることも重なり、今後インド向け需要が浮上するとの見方が広まった。同国国営ガス公社(GAIL)は21日締めで5月19~21日ハジラ基地(年間受入能力490万トン)の買い付け入札を開示した。GAILは前回19日締めの入札を通して、5月4~7日にダホール基地(同500万トン)着1カーゴを11.00ドル台前半で購入した。 【DES北東アジア】 ブルネイLNGが4月17日に、2024年起こし3年間の長期契約を対象とした販売入札を締め切った。同社はブルネイプロジェクト(年産720万トン)出しの年間4カーゴを入札にかけていた。ブルネイLNGは東京ガスや大阪ガスなど日本の公益エネルギー企業と結んだ2013年起こし年間340万トンの長期契約が、今年3月末で期間満了を迎えたようだ。一方で、ブルネイLNGは3年間にわたって合計で数十カーゴを供給する契約を昨年末にJERAと結んだり、石油資源開発(JAPEX)とも新たに長期契約を結んだりと、代わりの顧客獲得に努めてきた。 【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 アルゼンチン国営IEASAが6~8月着の計8カーゴを対象とした買い付け入札を開示した。6月7日、6月14日、6月22日、6月29日、7月7日、7月15日、7月23日、8月1日に、いずれもバイアブランカ基地(年間受入能力370万トン)へ到着する各1カーゴが対象。応札の締め切りは4月19日。IEASAは2月7日締めの入札で3~8月着として計30カーゴを購入しているが、その後も4~5月着で合計6カーゴを追加購入するなど、国内需要の動向に応じて追加購入に動いている。 |