国内石油製品=7月17~21日:陸上ガソリン、阪神で売り込みがじわり
ガソリン小売価格は引き続き上昇しており、資源エネルギー庁によると、18日現在でレギュラーガソリンは東京都が前週比0.2円高の175円、大阪府が同0.6円高の175.3円となった。175円を超えたのは東京が昨年3月7日、大阪は同3月28日以来。小売価格の上昇で消費者の買い控えが見られる反面、全国的な気温の上昇や夏休み入りと、行楽需要が台頭しつつある。「3連休は小売販売が伸びた」と伝える市場関係者もおり、値上げによる過度な弱気は避けたいとの声も市場関係者から寄せられた。
もっとも、7月も残り少なく、販売枠を残す卸業者から売り込みがじわじわ出始めている。補助金の段階的な減額による底上げ基調を見越し、販売枠を後半に残していた卸業者も多いようだ。とくに阪神地区では上げ幅がやや抑えられている。月前半の雨が響き、西日本はガソリン販売に出遅れ感もある。
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