国内石油製品=11月13~17日:中間留分、本格的な冬季商戦入りへ
暖冬傾向が強いものの、先週末には突発的な寒気で西日本中心に急激な冷え込みや降雪が観測された。灯油や3号軽油の需要が増加していると見られ、今週末にも強い寒気で全国的に気温の低下が予想されており、中間留分中心に地合いは引き締まりそうだ。また、強い風や時化により地方の油槽所では転送船の遅れから出荷規制が出ており、地区間で商流に乱れも生じやすい。
陸上ガソリンは補助金拡充がおおよそ織り込まれ、下げ過ぎの反動からじわじわと底上げ機運が広がりつつある。政府が想定する小売価格175円程度に対し、足元は173円台とやや割安とされ、さらにここにきて原油も下がり出している。小売価格の下げ過ぎと原油の下げはともに補助金支給額の減額要因になる。製油所出し千葉ガソリンは週間で0.75円高の131.0円、阪神は同0.6円高の130.85円と、実質0.6円引き上げられた第4週の系列仕切り価格に呼応する値動きとなった。ガソリンは年末の需要期までもう少し時間があるものの、小売価格の下げ止め、ないしは反転、さらに消費者間で降雪を見越した早めの給油意識などが重なると、需要の前倒しも考えられる状況と言えそうだ。
陸上ガソリンは補助金拡充がおおよそ織り込まれ、下げ過ぎの反動からじわじわと底上げ機運が広がりつつある。政府が想定する小売価格175円程度に対し、足元は173円台とやや割安とされ、さらにここにきて原油も下がり出している。小売価格の下げ過ぎと原油の下げはともに補助金支給額の減額要因になる。製油所出し千葉ガソリンは週間で0.75円高の131.0円、阪神は同0.6円高の130.85円と、実質0.6円引き上げられた第4週の系列仕切り価格に呼応する値動きとなった。ガソリンは年末の需要期までもう少し時間があるものの、小売価格の下げ止め、ないしは反転、さらに消費者間で降雪を見越した早めの給油意識などが重なると、需要の前倒しも考えられる状況と言えそうだ。
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