国内石油製品=1月15~19日:陸上ガソリン、実需後退で阪神が先行安
正月休みを終え、再び節約ムードが強まったと伝える市場関係者が多い。陸上ガソリンは目新しい支援材料に乏しい状況が続いており、じり安の展開に変わりはなかった。原油高や円安に伴うコストアップを補助金増額により相殺しており、底上げは限定的。補助金の増額に伴う実質的な下げ観測から手持ち業者の売り込みも強いようだ。
とくに阪神地区では昨年末に在庫した二次基地玉の広がりを伝える市場関係者も少なくない。水面下では130円すれすれの出物が見え隠れするとの声が寄せられている。卸市況は千葉で週間0.3円安の132.35円、阪神は同0.9円安の130.85円と、再び東西格差が開きつつある。
NEXCO東日本が16日までにまとめた年末年始の燃料販売実績によると、同曜日比較でハイオクガソリンは前年比12.7%減の378kl、レギュラーガソリンは同3.9%減の2,484klと、それぞれ前年を割り込んだ。対象は2023年12月28日~2022年1月4日と2022年12月29日~2023年2月5日。
同日比較でみると、主要高速道路の交通量は、1日あたり2万4,800台に達し、前年を3%上回った。ただ、10km以上の渋滞は30回と、前年の38回を下回っている。高速道路SSの小売価格がやや高めの設定とされ、消費者のガソリン給油意識が限られたようだ。
とくに阪神地区では昨年末に在庫した二次基地玉の広がりを伝える市場関係者も少なくない。水面下では130円すれすれの出物が見え隠れするとの声が寄せられている。卸市況は千葉で週間0.3円安の132.35円、阪神は同0.9円安の130.85円と、再び東西格差が開きつつある。
NEXCO東日本が16日までにまとめた年末年始の燃料販売実績によると、同曜日比較でハイオクガソリンは前年比12.7%減の378kl、レギュラーガソリンは同3.9%減の2,484klと、それぞれ前年を割り込んだ。対象は2023年12月28日~2022年1月4日と2022年12月29日~2023年2月5日。
同日比較でみると、主要高速道路の交通量は、1日あたり2万4,800台に達し、前年を3%上回った。ただ、10km以上の渋滞は30回と、前年の38回を下回っている。高速道路SSの小売価格がやや高めの設定とされ、消費者のガソリン給油意識が限られたようだ。
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