石油化学=1月22~26日:エチレン強含み、減産や域外品流入減で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は強含み。原油相場の上昇を受けた。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は軟調となった。市場心理の悪化が相場の重しとなった。中国では2月10~17日に中国正月のため連休となる。これに前後し、最終製品の工場は操業を停止するため、需要が低下するとみられている。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は強含んだ。北東アジアのエチレンメーカーが稼働調整を行っているほか、米国品や中東品の流入量も限られており、供給にタイト感があることを受けた。週半ばには、北東アジア着の買いアイデアは900ドルとの見方が寄せられた。
アジアのプロピレン相場は東南アジア向けの需要が堅調となっていることを受け、全般的に強基調となった。
北東アジア市場では、中国正月を前に取引が閑散となった。
東南アジア市場では、設備の不具合が相次いでおり、プロピレン需給に引き締まり感がある。
アジアのブタジエン相場は様子見ムードが強い。
アジアのブタジエン市場では中国正月前の取引が一巡しており、3月着は時期尚早感から売買双方とも取引を急がない格好となった。
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