石油化学=2月19~23日:ブタジエン一段高、品薄な商況続く
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は高値圏での推移が続いたが、週半ばには需要に力強さがないことから弱含む場面がみられた。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は軟調。中国正月の連休明け後にポリエステルの需要が期待を下回ったことから悲観的な見方が広がった。
【オレフィン】
北東アジアのエチレン市場は、取引が低調となった。誘導品の相場に対してエチレンの相場に割高感があるため、エチレンの買い気に強さが見られない。また、原料コスト指標となるナフサ相場の堅調さや、供給のタイト感を受け、売り手が安値で販売しそうにないとの見方も寄せられた。
アジアのプロピレン相場は膠着状態となった。
北東アジア市場では、連休明け以降の中国国内相場が軟調となったことを受け、需要家の買い気が乏しい。一方、売り手はスポット玉が少ないため、販売を急いでいない商況となった。
東南アジア市場では、需要家はある程度の必要量を手当しており、買い気が後退している。
アジアのブタジエン相場は引き続き堅調に推移。
北東アジア市場では、韓国需要家の買い気が強い一方、供給にタイト感があるなか、需給が引き締まっている。こうした状況下、中国品が韓国向けに高値で成約される動きが見られた。
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