国内石油製品=3月25~29日:陸上ガソリン、新年度に向け底上げへ
陸上ガソリンは年度末の混乱もなく、底上げ基調を強めた。早めに手持ち玉を整理した卸業者も多かったようだ。定修によるトッパー停止や復旧の遅れから立ち上げ時期のずれ込みなど、複数のトッパーが停止していることも響く。また、肌寒かった気温もようやく春らしくなり、行楽気運の高まりも期待できる状況となってきた。千葉は週間比1.15円高の135.6円、阪神は同1.45円高の135.2円。
新年度に入り、配送費や油槽所使用コストの値上げが伝えられている。さらに定修の本格化もあり、複数の元売りが出荷枠の見直しを商社や広域系、地場系に伝えているようだ。
齋藤経済産業大臣は3月29日、閣議後の記者会見でエネルギー価格激変緩和措置の期限を4月末から一定期間延長する方針を示した。一方でその期限は現時点で示せないとし、原油市況や為替、経済情勢などを考慮しながら出口戦略を模索していくという。補助金の延長決定で、4月中下旬に商社や広域系間で想定された期限終了前の各油種溜め込み、さらにGW期間前後に発生しやすい消費者間のガソリンや軽油の駆け込み給油とその後の買い控えは回避されそうだが、補助金の行方は曖昧なまま新年度を迎える。
新年度に入り、配送費や油槽所使用コストの値上げが伝えられている。さらに定修の本格化もあり、複数の元売りが出荷枠の見直しを商社や広域系、地場系に伝えているようだ。
齋藤経済産業大臣は3月29日、閣議後の記者会見でエネルギー価格激変緩和措置の期限を4月末から一定期間延長する方針を示した。一方でその期限は現時点で示せないとし、原油市況や為替、経済情勢などを考慮しながら出口戦略を模索していくという。補助金の延長決定で、4月中下旬に商社や広域系間で想定された期限終了前の各油種溜め込み、さらにGW期間前後に発生しやすい消費者間のガソリンや軽油の駆け込み給油とその後の買い控えは回避されそうだが、補助金の行方は曖昧なまま新年度を迎える。
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