LNG=5月27~31日:北ガスがサントスと長期契約
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DES北東アジア相場は先週、期近着が一時11.65~11.95ドルで推移した。欧州で露産ガスの供給不安が和らいだほか、これまでの相場上昇で割高感も強まりやや下落した。 中国における需要には大きな増加はみられない。「現在のスポット相場の水準で、中国が買いに動くのは難しいだろう」(中国の需要家)との見方が一般的だ。同国内の在庫水準は現時点で適正とみられており、「一部の在庫に余裕のある輸入業者であれば、売ることを検討しているだろう」(同)。事実、6~7月着のカーゴではスポット市場でターム玉を転売に動いた独立系企業がいたと伝えられた。 北海道ガスは28日、豪サントスと長期購入契約を締結した。期間は2027年度~2036年度の10年間。数量は石狩基地(年間受入能力460万トン)向け10年間の合計で350万トン。ポートフォリオ契約となり、積み地に限定はない。売り手がサントスであったことについて、多くの市場関係者が意外だったと指摘。「これまで、交渉者としてサントスの名前は上がっていなかった。ダークホースだ」(トレーダー)。北海道ガスは価格など詳細についてコメントを控えている。同社は今回の長期契約で2027年度以降に必要な供給は確保したとしつつ、今後も需給動向次第では、追加で長期契約を結ぶ可能性もあると示唆した。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 中東エジプト国営ガス会社(EGAS)が5月16日応札の締め切りで開示していたDESベースの買い付け入札は、蘭TTF市況に対して1.33ドルのプレミアムで落札されていたようだ。エジプト国内は気温の上昇を背景に電力需要が強まっており、EGASが購入したカーゴを火力発電の燃料として消費すると市場関係者はみている。インドでは、「気温上昇でLNGを買う必要がある一方で、高値掴みを敬遠するムードもあり、迷いが感じられる」(日本企業)との見方が寄せられた。
【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 欧州連合(EU)が27日、2030年以降のメタン漏洩に制限を課す法律を承認した。現在多くのLNGプロジェクトではメタン漏洩が確認されているため、漏洩対策が必要となる。日本企業は「長期的にはメタン漏洩を公表しないプロジェクトや、対策を行わずに基準以上の漏洩が確認されたプロジェクトからLNGを調達しづらくなるだろう」と伝えた。さらに日本など欧州以外の地域も無関係ではいられないとの見方を示す市場関係者も見られる。
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