原油・コンデンセート=5月27~31日:太陽石油が8月着WTIを購入
中東原油/コンデンセート 中国の独立系大手栄盛石化(Rongsheng Petrochemical)は30日に締め切った7月積みおよび8月着の原油を対象とした入札で、西アフリカ産原油とカナダ産原油に加え、中東出しとしてアブダビ産アッパーザクム200万バレルを購入した。サウジアラビアのアラムコトレーディング(ATC)が、ドバイ市況に対して1.00ドルを下回るプレミアムで販売した。
アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ原油/コンデンセート 米国産原油のアジア向けの商いでは、太陽石油が8月着のWTIミッドランド200万バレルと購入したと伝えられた。価格はCFRベースでドバイ市況に対して3ドル台前半のプレミアムで、売り手は米オクシデンタル。太陽石油は既報のとおり、7月着でもWTIとWTI ライト(WTL)を手当てするなど、このところ定期的に米国産原油を購入している。豪州のウッドサイドは、30日の入札でセネガル産サンゴマール原油の最初のカーゴを販売した。詳細は不明ながら、同社は西アフリカのセネガル沖で開発を進めていたサンゴマール原油の7月積みの入札で、7月1~5日積みの95万バレルを販売した。
南方原油/コンデンセート 7月積みベトナム産の商いでは、ベトナム国営PVオイルが実施したタンロンの販売入札は、タイのバンチャックが落札したと伝えられた。落札価格はDTDブレントに対して2ドル台のプレミアムだったもよう。ベトナム時間16日9時応札の締め切り、同23日18時応札の有効期限で実施されたこの入札の対象は、7月6~12日積みの1カーゴ25万バレルだった。PVオイルは6月積みタンロンの販売入札を実施しなかった。
|
|