国内石油製品=10月14~18日:陸上ガソリン、東西で一段安へ
陸上ガソリンは、原油高や円安基調に伴う補助金増額を好機とみた卸業者の売り込みが広がり、大きく軟化する動きとなった。月前半は様子見し、一歩引いていた卸業者も複数いたとみられたる。ただ、三連休が終わり、小売り販売が鈍化するなかで買い手もなかなか手が出さなかったようだ。関西の量販小売業者は月前半の販売量が前年比3~4%落ち込んでいると伝えた。食品などの日常品が10月から再び値上がりしており、消費者の節約意識は高いという。千葉は週間比2円安の131円、阪神も同1.8円安の131.1円。
北海道や東北の山間部で20日、初雪が観測された。ただ、気象庁が17日に発表した1カ月予報では、11月中旬まで全国的に気温は高めとされ、北海道でも高めの見込み。灯油市況への関心は徐々に高まりつつあるものの、本格的な動意にはもうしばらく時間がかかりそうだ。
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