石油化学=12月16~20日:プロピレンが堅調、定修で品薄感も
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は軟調となった。主に原料コストの指標となる原油相場の動きを受けた。北東アジア着のパラキシレン(PX)は小幅な値動きとなった。過剰な弱気心理が後退した。一方で原油相場が軟調となったことが上値を圧迫した。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場に動きはみられず。2025年の長期契約の交渉が続いておりスポット商談は活発さを欠いた。韓国積み、北東アジア着の長期契約で一部のプレーヤー間で決着したとの情報も寄せられたが、詳細は明らかとならず。東南アジア市場ではマレーシアメーカー2社がそれぞれエチレンをスポット販売に動いた。このなか、品薄感はわずかに和らいだ。
アジアのプロピレン市場はスポット供給にタイト感がある。
北東アジア着の市場では、2025年の長期契約の交渉が終わっていないなか、スポット供給にタイト感がある。加えて2025年の1~2月に韓国で複数のプロピレン設備が定修入りを予定していることも供給タイトの一因となった。
北東アジア積みでは、台湾フォルモサ石油化学(FPCC)が1月積みの販売入札を実施した。
北東アジアのブタジエン相場は強含みに推移した。1月品の供給に引き締まり感があることや、中国向けの需要が見られることを受けた。一方、北東アジア積みの取引では、台湾のフォルモサ石油化学(FPCC)と韓国のロッテGSが販売入札を実施した。
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